
英単語が覚えられない…
ということで、今回は英単語を効率よく覚える方法についてです。
単語帳をやっているとなかなか覚えることができないと悩むことがあると思います。
私も色んな英単語帳を使って学習をしてきた中で、なかなか覚えられないなと感じたことが何度もあります。その中で効果を感じた学習法(理解→周回学習→アウトプットも意識)についてご紹介します。
人間の記憶のメカニズムに沿って、効率よく学習していきましょう(^^)

それではいってみましょう!
短期記憶から長期記憶へ効率よく変換するには

短期記憶を長期記憶に定着させるには、「反復のタイミング」と「記憶の質」を最適化することが鍵です。
反復(復習)のタイミング
エビングハウスの忘却曲線
エビングハウスの忘却曲線を参考に、復習のタイミングを設定していきます。
ドイツの心理学者であるエビングハウスさんの研究によると、人間は20分後には42%、1日後には66%の情報を忘れるようです。これを参考にして、「忘れる前に復習」することで記憶を強化していきます。
復習タイミング(例):
- 1回目:数時間後、半日後
- 2回目:24時間後
- 3回目:1週間後
- 4回目:1か月後
実際に学習するときは、学んでいる内容の難易度、記憶の定着感、肌感によって復習のタイミングは自身で自由に変えていきましょう。難しい内容の場合は、比較的早いタイミングで復習をしていきましょう。
学習した日付の管理
学習、復習した日付は必ず記録しましょう。わたしはiPhoneのメモアプリに簡単に記録しています。
この記録をもとに、今後の学習する範囲やタイミングを最適化することができます。

記録することでこんなに勉強したんだという自信にも繋がります。
記憶の質の向上
基本的な戦略としては、上記の最適なタイミングでしっかり復習をしていくということになります。ここではさらに学習の記憶の質を向上させる方法について考察していきます。
学習内容の理解度を少しずつ着実にあげていく
わたしがとても大切だと思うポイントは、学習している内容をある程度理解するようにすることです。まったく理解していない状況で何回も復習しても、結局理解していないのであまり学習効率がよくないです。そのため、復習するたびに少しずつ理解度を向上させていくイメージがとても大切だと思います。
時間がかかりすぎてしまうため、1回目の学習で100%を理解する必要はぜんぜんないと思います。2回目、3回目、4回目と復習をしていくなかで少しずつ理解度を上げていき、血肉にしていきます。今回はこのくらいにして次の周回のときにここの気になったところもChatGPTなどで調べてみよう、といったかんじで気楽に進めるのがおすすめです。

単語の持っている意味のイメージをしながら学習するのが効果的です。
アクティブリコール(積極的想起)
単に読み返すのではなく、「自分で思い出す」ことで神経回路を強化します。
具体例:
- 単語帳の答えを隠してテスト形式で復習
- 学んだ内容を友人に説明する
- 英会話の中で実際に使ってみる

何かしらでアウトプットができると記憶の定着が良いです。
オンライン英会話の中でも人気の3つのサービスについては、こちらでまとめているので参考にしてみてください(^^)
感情・エピソードと紐付ける
海馬は感情を伴う情報を優先的に長期記憶に保存します。
覚えたい情報に個人的なエピソードを結びつけると効果的です。
例:「英単語『joy』= 誕生日に貰って嬉しかったプレゼントを想像する」
多感覚を活用した学習
視覚・聴覚・触覚を同時に使うと記憶効率が向上します。
具体例:
- 歩きながら単語学習をする
- 家事をしながら単語音声を聞く

私は家の中で歩きながら単語帳を発音したり、お皿洗いをしながら単語音声を聞いたりしています。机以外でも気楽に学習をすると気分転換になります。
睡眠を利用した記憶固定化
学習後6時間以内に睡眠を取ると、海馬から大脳皮質への記憶移行が促進されます。
具体例:
- 夜寝る前に軽く復習
- 学習後、昼寝(20~30分)を活用
周回学習をするうえでのポイント

1回目の学習時のつめこみに注意
1回目の学習時に大量に進めてしまうと、翌日の2回目の復習範囲が膨大となり、やる気が無くなる可能性大です。
そのため、無理のない範囲で学習を進めていきましょう。2回目の学習が完了したあとは、3回目の学習まで少し間隔があくので、そのときに新しい分野の学習を進めるのが良いと思います。

私は1回目でフルアクセルでつめこみすぎて、何度も頓挫しました…笑
2回目の学習は遅くとも翌日にはやる
2回目の学習は遅くとも翌日にはやるのが良いと思います。
間隔があきすぎてしまうと、せっかく学習した1回目の内容をほとんど覚えておらず、学習の効率が下がってしまうからです。
100%翌日までにできないときもあると思います。そんなときは気にせずにできる範囲で学習を進めていきましょう。

既知の簡単な内容であった場合などは、翌日にやらなくてもOKです。
その場合は少し間隔をあけましょう。
私の経験的に2回目の学習タイミングはとても大切です。
単語の持っている意味のイメージを意識する
単語の持っている意味のイメージを意識しながら学習を進めていきましょう。
簡単な例ですと、Applesという単語を学習する際に、りんごという日本語の意味に変換するだけでなく、いくつかのりんごを頭の中に思い浮かべるイメージです。これを意識することで、英語を英語のまま理解しやすくなると思います。


単語ひとつひとつが持っているイメージを感じながら学習しましょう(^^)
例文でどのように単語が使われているのかを確認する
単語学習時には、例文でどのようにその単語が使われているのかを確認しましょう。
その単語以外にも例文の中で使われている英語をたくさん学ぶことができます。
また、例文の中で単語を学ぶことで、生きた英語として学ぶことができ、スピーキングでも使うことができるようになります。
遅すぎず、速すぎず
学習を行う際は、学習スピードにも意識を向けてみましょう。
100%理解しようとして時間をかけすぎてしまったり、逆に全然理解していないのにさくさくとどんどん進めてしまったり、といったことにならないように気をつけましょう。
理解をすることと、さくさく進めることのバランスが大切です。
自分で学習を進めていく中で、なんとなくコツがわかってくると思います。
学習した日付を必ず記録する
学習した日付は必ず記録するようにしましょう。
学習記録がないと、次にどこの範囲をいつごろ復習するべきかがわかりづらくなってしまいます。学習記録をつけることでやる気にもつながるのでおすすめです。
携帯のメモアプリなどで、なるべく時間をかけずにさくっと記録するのが良いと思います。私はiPhoneのメモアプリを活用しています。

まとめ|周回学習でインプット。アウトプットも意識しよう!
今回は単語を効率よく学習する方法についてでした。
周回学習で適切なタイミングでインプットしていき、インプットした内容をアウトプットすることも意識しましょう。

英語学習はインプットとアウトプットのサイクルをまわすことが大切です。
アウトプットには実際に誰かと英語で話す方法が効果的です。