
今回はChatGPT×Ankiについてです。
英語学習をされている方の中には、Ankiを長年使われている方が多くいると思います。私も長年愛用しています。そして最近では生成AIのChatGPTを英語学習に取り入れている方も増えてきています。
そこでこの記事では、最近話題の生成AIであるChatGPTとAnkiの両方を活用した英語学習方法について、実際にChatGPT×Ankiを活用している私の経験をもとにまとめました。
ChatGPTでインプット、Ankiでアウトプットし、長期記憶化する、ChatGPT×Ankiは英語学習の強い味方にすることができます。どんどん活用して、楽しく英語を学んでいきましょう。
- ChatGPTとAnkiの最強タッグを用いた英語学習方法
- ChatGPT×Ankiを英語学習に用いるメリット
ChatGPTについておさらい!

ChatGPTとは
ChatGPTとは、アメリカの非営利団体 OpenAIによって開発された大規模言語モデルの1つです。
GPTは、Generative Pre-trained Transformerの略で、大量のテキストデータを用いてトレーニングされた生成モデルとなっております。
LINEのチャットのように、AIとやりとりをすることができます。
とても自然な日本語を生成することができ、私も初めて利用した際は衝撃でした。
ChatGPTを英語学習に活用することは、とてもおすすめです。
(ChatGPTはアメリカで開発されているため、英語ネイティブと遜色ありません。)
始め方について
下記OpenAIの公式サイトからChatGPTを利用することができます。
TRY CHATGPTという箇所をクリックしましょう。
現在、メールアドレス、電話番号などの簡単な登録作業を行うことで、誰でも無料で利用が可能となっております。
ChatGPTでインプット!

新しい単語、フレーズ学習
ChatGPTは、チャット欄で指示を入力することで、指示通りにアウトプットを出すことができます。
さらに一度指示した内容を、まるで人間のようにそれ以降の会話でも保持することができます。
これを利用して、新しい単語、フレーズの学習をすることができます。
例えば以下のような指示を出します。





これにより、わかりやすい意味と例文3つ、そして実際にどのような場面で使われる単語、フレーズなのかについて知ることができます。
一度Chatへ上記の指示を出したら、それ以降は同じChat画面で、気になった単語やフレーズを入力するだけで、アウトプットしてくれるようになります。
これは英語の語彙学習において、本当に心強いお供ですね。 ChatGTPへの指示は、他にもアレンジができるので、好きなように変えて試してみると面白いかもしれません。
私は、最近はNetflixを見ながら、気になった単語やフレーズをメモしておき、一気にChatGTPへコピペ入力 --> わかりやすい意味、例文3つ、実際に使われる場面について教えてもらうということをしています。
Netflixを使った英語学習法については、こちらを参考にしてみてくださいね。
このChatGPTをインプットとして活用するのが本当に便利。このサービスが無料は神です。便利な時代になりましたね。

難しい単語でも、ChatGPTでわかりやすい例文、実際に使われる場面を学ぶことで、生きた単語の定着が実感できています。
英語ニュース・長文の要約→重要単語抽出
気になった英語のニュースがあったけど、これを全部読むのは大変だなあ。。
そんなときにもChatGPTが活躍してくれます。
気になった英語ニュースのリンクや文をChatGPTに貼り付けて、要約をしてくれるようにお願いします。
例えば下記CNNニュースの記事が気になったとします。



(英語で要約をしてもらうことも可能です)
例えば下記のような指示を出すと、ニュース記事で使用された重要単語を学ぶことができます。


このように必要に応じて、自分好みの単語の抽出をすることも可能です。
Ankiでアウトプット・長期記憶へ

ChatGPTで学んだことをAnkiへ追加
上記でChatGPTでインプットした内容の中から、自分がAnkiに登録したいと思ったものを、がんがんAnkiアプリへ追加していきましょう。Ankiで適切なタイミングで復習・周回学習することで、ChatGPTで学習した内容を長期記憶化していきましょう。
せっかく学習しても忘れてしまっては勿体無いです。
すきま時間でAnkiアプリをがんがん実施
Ankiへの登録が完了したら、いつも通りがんがんスキマ時間などを利用して、取り組んでいきましょう。

ドイツ語がペラペラの友人に、以前勉強の秘訣を聞いたら、Ankiをガンガンまわしていくことと言っていました。
番外編:その他のChatGPT活用方法

私は主に語彙強化のためにChatGPTを使用していますが、ほかにもいろいろな活用方法があります。
おすすめの英語小説、映画、ドラマを紹介してもらう
英語初心者におすすめの英語小説、映画、ドラマを紹介してもらう。
例えば、"英語初心者におすすめの、面白い英語小説を教えてください"と入れると・・・




その際、ストーリーの概要やあらすじを先に教えてもらうことも可能です。
内容をある程度知っていた方が、英語学習がしやすいです。
問題を出してもらう
アウトプットのために、問題を出してもらう。
おすすめの活用方法は、なにか資格勉強をしている場合、その資格の問題を出してもらうことです。例えば、"英検準一級の問題を3つとそれぞれの解答、解説をお願いします。"と入力すると・・・






学んだことのアウトプットように活用することができます。
英語の文章、会話文を作ってもらう
英語のスモールトークの会話文を作ってもらう。状況は自由に設定することが可能。
例えば、"会社での同僚とのスモールトークを英語で作成してください"と入力すると以下のように返してくれます。



いろいろ試してみると面白いです。
英語文章を添削、修正してもらう
英語の文章を添削してもらうことも可能です。
例えば、英語学習のために英語日記を書いていた場合、自分の英語を修正してもらえると英語学習にとても役立ちます。


今回は、あえてa.m.の最後のピリオドを抜いてみたのと、went to bed を go to bed にしたところ、しっかり修正してくれていますね。
このように無料ですぐに修正してくれるので、とても便利です。
学習計画をつくってもらう
例えば、"英検準一級を取るために必要な学習計画を教えて"とChatGPTに入れると、英検準一級を取るためには、どういった学習をしていく必要があるかという概要を教えてくれます。



学習計画の大枠を知りたい際に、参考にすることができます。
ChatGPTを活用する際のコツ、ヒント

指示内容は、なるべく具体的にする
ChatGPTへの指示内容は、なるべく具体的にすると良いです。
例えば、おすすめの英語の小説を教えて、よりも、英語初心者でも読めて、かつ面白いおすすめの英語小説を教えて、のほうがより期待に沿ったアウトプットを出してくれる傾向にあります。
具体的にこういった情報が欲しい、といった期待値がある場合は、可能な限り具体的にChatGPTに教えてあげましょう。
試行錯誤を繰り返してみる
ChatGPTが思ったようなアウトプットをしない場合は、言い方を変えてみるなど、他のアプローチから指示を出してみましょう。いろいろと試行錯誤をしていくことで、自身の要望に合ったアウトプットが期待できます。
まとめ : ChatGPT×Ankiは英語学習の強い味方
今回は、最近話題のChatGPTとAnkiを英語学習に活用する方法についてでした。
基本的な流れは以下です。
- ChatGPTで表現をインプット→Ankiでアウトプット・長期記憶化
私は現在基本的には、単語やフレーズ習得にChatGPTを活用していますが、他にもさまざまな活用方法があります。好みに応じてChatGPTを英語学習に活用していきましょう!

ChatGPTとAnkiを活用して、英語学習を継続していきましょう!