
今回は私の経験をもとにした、わたしなりの語学の独学勉強法についてです。
私は以前、英語を勉強したいと思っているけど、どうやって勉強すれば良いのかと悩むことがありました。
本記事では、私の経験をもとに英語の独学勉強方法についてまとめてみました。
私は、今では仕事で日本語より英語・ドイツ語を使用する環境で働いておりますが、元々全く英語はできませんでした。
日本で独学で勉強することにより、TOEIC900点以上取得、外資企業で勤務、海外在住することができるようになりました。英語学習をする前の自分に今の状況を話したら、とてもびっくりすると思います。(元々TOEICは300点くらいでした。)

この記事が参考になれば幸いです。ゆっくりコーヒーでも飲みながら読んでみてくださいね。
発音:発音記号、発音方法について勉強する

まずは、最初に発音記号、発音方法について学びました。
理由としては、それ以降に出会う英単語に触れた際に、正しく脳内再生できるようになるからです。
発音記号の本などもいろいろとありますが、Youtubeで気軽に音を実際に聞きながら勉強するのが良いと思います。
ケビンさんの動画が面白く、わかりやすいのでおすすめです。
母音の発音記号、発音方法
子音の発音記号、発音方法
Youtubeで楽しみながら、発音について学びました。
完璧にしようとは思わずに、気楽にやっていきました。
嬉しいことに、私はよく発音が綺麗だと言ってもらえることが多いのですが、それは発音の勉強をしたおかげだと思っています。
発音方法がわからない単語があったら、必ず確認する癖をつけるようにしました。

完璧な発音である必要は全然ないですが(発音やアクセントはその人の素敵な個性です)、相手が聞き取りやすいようにきれいな発音を目指しましょう!
単語と文法

単語:ある程度必要な基本単語を習得する
基本的な単語は単語帳などで、ごりごり先に習得しておくと効率が良いと思います。
理由は、日本にいながらネイティブのように自然とたくさんの英単語を覚えていく、というのはかなり難しいからです。理想は海外移住して自然と新しい単語や表現に触れながら習得することかもしれませんが、なかなか簡単ではないですよね。
そのため、数千個もの単語が記載されている単語帳を、さくっと一度学んでしまって単語力のベースを作っておくと、あとがとても楽になると思います。
おすすめの単語帳たちをいくつか参考までにご紹介いたします。
単語帳は体系的によくまとめられているので、学習効率がいいです。
単語帳での勉強はとても地道で、時には心が折れそうになりますが、短期集中でごりごりやってしまいましょう。英語ができるようになっている自分を想像しながら、楽しんでいきましょう。
私はTOEIC対策をはじめにやっていたため、TOEIC関連の単語帳を主に使っていましたが、ベースをつくるうえでとても助かりました。
単語帳を使って勉強をしていると、とにかく飽きてしまって継続が難しいと感じることがあるかもしれません。(私は何百回もありました笑)
単語帳の学習方法に関しては、こちらの記事が参考になるかもしれません。
文法:一億人の英文法で一通り時間をかけずに学ぶ
文法もなるべく早い段階で、さらっと一通り学んでおくと良いと思います。
理由は、文法を知らない状態で文を読んだり聞いたりすると、理解できずに躓いてしまう可能性があるためです。文法を知っていれば、英文の理解がしやすくなると思います。
個人的におすすめしたいのが、一億人の英文法という本です。いろいろな本をみてきましたが、とてもわかりやすく、かつ網羅されており、今でもわたしのバイブル的な存在となっております。控えめに言っても神本です。
文法に関しては、こちらの一冊でとりあえずは十分だと感じております。
1-2週間程度の短期集中でさくっと一周読んでみました。
一度で覚えることはできないので、なんとなくそういうルールがあるんだなと理解して、何度も読み返すようにしました。

すべてをゆっくり読むというよりは、重要なところや自分が重点的に読みたいところにフォーカスするイメージで進めると良いと思います。
精読からの音読

精読:長文の精読
TOEIC参考書などを使用して、長文を精読していきました。ひとつひとつ単語の意味や発音方法、文法、言い回しがわからない表現は必ず調べて明確にしていきました。
理由は、すべての単語を明確にすることで、次のステップである音読へ移行することができるからです。
調べた内容は、直接本へ記入していました。
すべて意味が完全にわかるという状態になったら、次の音読ステップへ進みます。
精読に使用する本はお好きなもので良いと思いますが、私はTOEICの勉強をしていたため、TOEICの問題集を使っていました。TOEIC問題集はすでにいくつか解説が書かれているため、調べる労力が多少減ります。
わたしが愛用していたものをいくつかご紹介いたします。
精読はエネルギーを多く使う大変な作業でしたが、ここをしっかりやることで確実に英語の力が伸びていくのを感じました。

この精読プロセスが非常に大切であり、踏ん張りどころでもあります。
音読:精読後の文章を用いて音読する
先ほど精読して、全てわかるようになった文章を使用して音読をしていきます。
理由は、理解ができている文章を、自分の口から実際に音を出して音読することで英語力の向上が見込めるからです。音読をするときは、発音にも注意して音読をしていきます。
もし音声がある場合は、最初に音声を聞き、そのあとに被せて音読するオーバーラッピングをします。
慣れてきたらシャドーイングという文章を見ずに、音を聞いた後に音読をしていきます。
一回音読をするたびに、テキストのどこかやメモアプリに日付を記入するのがおすすめです。最低でも10周は周回するようにしていました。

音読は継続してやってみると、とても効果があるのでおすすめです。
瞬間英作文:スピーキングで使えるように脳を訓練していく

英語のフレーズ参考書などを使用して、瞬間英作文をしていきました。
理由は、瞬間英作文をすることで瞬時に英語を口から出せるようにする訓練ができ、スピーキング、リスニング向上に役立つからです。スピーキングに必要な瞬発性を鍛えることができます。
好きな教材を使用して、日本語訳をみて、英語を声に出していきます。このとき瞬間英作文がしやすいように、日本語訳に追加で直訳などを追記するとやりやすいです。日本語訳が意訳されている場合、日本語訳からもとの英語を作り出すのは難しいためです。
いくつか私が使用していた参考書をご紹介いたします。
まずは、中学英語のレベルではじめられる、どんどん話すための瞬間英作文トレーニングを1冊やってみるのが良いと思います。

ポイントはなるべく簡単な文構造のものからはじめることです。
Youtube : バイリンガルYoutuber の方の動画などを参考に楽しく学んでいく
テキストの勉強ばかりではつらくなってしまうので、Youtubeで楽しく学ぶこともしていました。
今の時代は本当に便利です。Youtubeで少し検索すると、日常ではなかなか出会えない方が無料で英語を教えてくれています。これは本当に素晴らしいことだと思います。
私がよく見ていたYoutubeチャンネルをいくつかご紹介いたします。
アメリカ英語と日本語のバイリンガルである、ちかさんのチャンネル
純日本人でありながら、とても高い英語力を持っているアツさんのチャンネル

私の尊敬する方です。
Netflix : 実際に海外ドラマなどでリアルな英語に触れていく
Youtubeに続き、Netflixも英語勉強には大変役立つツールとなります。
理由は、実際に海外ドラマなどをみることで生きた英語を学ぶことができるからです。
Netflixは月額費用が発生してしまいますが、友達や家族と4人で契約すれば、月額495円で視聴することができます。
数多くの作品が楽しめますのでおすすめです。
Netflixの良いところは、英語字幕を自由につけられるところです。気になった表現は調べるようにしています。全て調べようとすると心が折れるので、少しづつ気が向いたらやっていきます。

Netflixを使った英語勉強法についてはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
好きな映画やドラマで学ぶと楽しいですよ。
News、英字新聞:幅広い語彙に触れる
英語のニュースや英字新聞もたまに読むようにしていました。
理由は、普段目にしないような語彙に出会うことができるからです。
図書館で英字新聞は無料で読むことができるので、おすすめです。毎週通ってパラパラと英字新聞を読んでいました。気になった表現はメモして、あとから調べていました。今ですと、ChatGPTを使ってメモした語彙を調べるのがおすすめですよ。
ぜひ、近所の図書館に行って英字新聞に触れてみてください。
気になるところだけ目を通せばOKです。気楽に取り組みましょう。
本:英語の本を読んでさらに語彙を増やしていく

一通りの基礎が身に付いたら、どんどん本を読むことで語彙を増やすことができます。
日本の書店ではなかなか洋書は少ないですが、TSUTAYAなどで見かけることができます。
また、Amazonで探すといろいろと洋書が出てくるので、わたしはネットでよく購入しておりました。
参考までにおすすめの本をいくつかご紹介いたします。
漫画で学ぶのも楽しいのでよくやっていました。ただ、日本の漫画と比較すると少しお高いです・・・
英語でひとりごと

英語でひとりごとを言うようにしていました。
ひとりごとはアウトプットをする絶好の機会です。どんな失敗をしようが問題ありません。
ひとりごとがしっくりこない場合は、好きな人形などに話しかけるかたちでも良いと思います。
私もよく亀のぬいぐるみに話しかけていました笑
インプット過多にならないように、アウトプットも意識してひとりごとアウトプットを活用していました。
家中のものに付箋を貼り付ける

家の中は新たな語彙を増やすことのできる宝の山です。
家中のものに付箋を貼りましょう。そうすることで、自然と目に入り、語彙を記憶することができます。付箋には、新しく覚えたい単語を用いて、例文も書いておくと使用方法がイメージできるので良いです。
私の家には、現在ドイツ語の付箋がたくさん貼り付けられております笑
実践:英語を使ってみる:Tandem, 英会話など
実践編です。実際に英語を他者との会話で使ってみましょう。
アプリを使用するも良し、英会話スクールに試しに行ってみるのも良しです。

友達を作って、英語でコミュニケーションをしてみましょう。
わたしは6年くらい前にTandemで出会ったオーストリアの方と、先日オーストリアでお会いすることができ、なんともいえない素晴らしい体験をすることができました。6年もの間繋がっており、今でも連絡を適度に取り合う関係となっております。
Tandemで気の合う友達を見つけると、語学を学ぶモチベーションも上がると思います。
英会話スクールに関しては、オンサイトでやるものと、オンラインでやるものがあると思います。
今では、昔に比べてオンライン英会話もどんどん増えてきており、価格もオンサイトより安くなっていることが多いため、オンライン英会話を気軽に受けてみると良いと思います。
私はDMM英会話を使っています。色んな国の人と話すことができるので楽しいです。DMM英会話では最初の数回はお試しで英会話を受けることができます。がっつりお金を払って始める前にまずは無料体験レッスンで試してみて、自分に合うか確認してみてくださいね。
外資企業に入社する

私はさらなる英語力向上を目指して、外資企業に入社することにしました。
日本で生活をしていると、生活の大半は日本語になってしまうため、一度外資企業の環境で働いてみたいなと思いました。
最初はものすごく大変(脳みそが毎日くたくたになっていました笑)でしたが、おかげで英語力を向上することができたと思います。
もし少しでも興味があれば、思い切って外資企業に入ってみるのも良いのかなと思います。お金を稼ぎながら実践的な英語力をアップさせることができます。私も外資での経験で大幅に実践的な英語力が伸びたと実感しております。(ビジネスメール、会議、プレゼン、電話、交渉、雑談などなど)
外資企業で働いてみたい方は、TOEICなどの客観的に証明できる資格を取得しておくと良いと思います。私は外資へ入るための準備としてTOEIC 900点を取得しておきました。
もし転職される場合は下記サービスが良かったです。
私も使ったことがあるのですが、直接エージェントとやりとりしながら進められるので使いやすかったです。
最近では転職が昔に比べて、気軽にできるようになっていると感じます。頭の片隅に上記のサービスの名前を覚えておくと、どこかで役に立つかもしれません。
まとめ:毎日少しづつでも継続
語学(主に英語にフォーカス)の学習方法についてでした。
一番大切なことは、どんな方法でも良いので、毎日少しづつでも継続することだと思っています。
高い目標でも立ち止まらず進み続ければ、いつか必ずたどり着くことできます。
わたしの大好きな言葉に、プロ野球 イチロー選手の"小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道"というものがあります。
英語の勉強をしていると、自分よりもはるかに英語ができる人を目の当たりにして、心が折れそうになる時がくるかもしれません。(私もしょっちゅうあります)しかし、そういった雲の上の存在の人にも、いまの自分と同じときがあったんだなと思うようにしていました。いつ始めたか、どれくらい継続していたかの違いだと思います。
壁にぶち当たった時は、誰かと比較するのではなく、過去の自分と比較するようにしていました。
少しづつ、無理のない範囲で着実に進んでいきましょう。
私の経験が参考になれば幸いです。